このコーナーでは、組織に「協働」と「躍動」をもたらすための、様々な「お手軽OJT術」の簡単事例を一つずつご紹介していきます。
第一回目の今回は、その前提としてお伝えしておきたいことを、お話ししたいと思います。
「お手軽OJT」に取り組む前提としてお伝えしておきたいこと、それは、「OJTは難しくない」ということです。
よく、OJTについて、「重要性はわかっているけれど、時間がない」、「どうやればよいのかわからない」といった話を耳にします。
それはそうですよね。
様々な情報が溢れている中、また、IT技術や法制度なども日々変化する時代。
OJTでその一つひとつを、部下の一人ひとりに個別に教育していては、時間 第一回目の今回は、その前提としてお伝えしておきたいことを、お話ししたいと思います。
「お手軽OJT」に取り組む前提としてお伝えしておきたいこと、それは、「OJTは難しくない」ということです。
よく、OJTについて、「重要性はわかっているけれど、時間がない」、「どうやればよいのかわからない」といった話を耳にします。
それはそうですよね。
様々な情報が溢れている中、また、IT技術や法制度なども日々変化する時代。
OJTでその一つひとつを、部下の一人ひとりに個別に教育していては、時間がいくらあっても足りません。情報だって、いくら仕入れてもキリがない・・・。
そこで改めて押さえておきたいのは、OJTとOff-JTの使い分けです。
OJTが重要だからと言って、全ての育成責任が現場の上司に課せられるわけではありません。
話を聞いたり本を読んだりして理解できるものは、Off-JTが得意とするところ。
だから、細かな知識やスキルなどはOff-JTに任せておけばよく、OJTは、Off-JTが対応できない部分にフォーカスすればよいのです。
Off-JTが対応できない部分。それは何かといえば、「行動」や「マインド」の部分、さらには、組織全体の風土や文化の部分、です。
それらは、いくら話を聞いたり、研修を受けたりしても、現場で頭と体そして心で実感して学ばない限り、なかなか身に着かないものです。
だからこそ、OJTで学ぶことが大切なんですね。
そして、「行動」や「マインド」、「風土」や「文化」を形成していく上で一番大事なのは、『いろいろ言わない』ことです。
細かいことを沢山あれこれと言うよりも、一番大事なことを、シンプルなメッセージで繰り返し伝える。
これが、行動やマインドを矯正していく上では一番効果的なのです。
よく考えてみれば、そうですよね。
「プロとして大事な行動やマインドって何だろう・・・?」
「今の会社や組織の根底に流れる価値観って何だろう・・・?」
と考えたとき、思い浮かぶキーワードは、1つか2つ、多くても3つくらいではないでしょうか?
見方を変えれば、その、一番大事な1つか2つのことを徹底すれば、それだけで随分とヒトも組織も変わってくるということなのです。
だからOJTの鉄則は、「シンプルで骨太のメッセージを徹底的に繰り返す」こと。
あれこれと、たくさんの細かいことを時間を使って教え込む、ということとは、ちょっと違うんですね。
次回以降は、その「シンプルで骨太のメッセージを徹底する方法」を、一つずつ、事例としてご紹介していきたいと思います。
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